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共同通信
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日野自動車は22日、エンジンの排出ガスや燃費試験のデータ改ざん問題を巡り、新たに小型エンジンで不正があり、小型トラック「日野デュトロ」の出荷を止めたと発表した。不正は現在生産する全自社エンジンに拡大。国内向け車種の大半が出荷停止となり、経営へのさらなる打撃は避けられない。対象車種の累計台数合計は、これまでの56万台超から約64万台に増加。親会社のトヨタ自動車は監督責任が問われそうだ。
社内での排出ガスに関する試験の際、国が定めた試行回数を満たしていなかったことが国交省の立ち入り検査で発覚した。現場の関連法規の理解不足で、不正に気付かなかったとしている。