Published by
共同通信
共同通信
【キーウ共同】国際原子力機関(IAEA)は23日、ウクライナ南部にあり、ロシア軍が占拠した欧州最大のザポロジエ原発が20日と21日に砲撃され、研究所や化学施設が損傷したとの報告をウクライナ側から受けたと発表した。深刻な危険が生じているとし、進行中の交渉がまとまれば数日内に専門家を緊急派遣すると表明した。ただ、実現の可否は不透明だ。
22日にはザポロジエ原発から約4キロの火力発電所が砲撃され、近くで原発職員と運転手の2人も銃撃され死亡した。ウクライナ側はロシアが攻撃したと非難しており、IAEAに対し、原発への送電線が数時間にわたって断絶したと説明した。