原発での軍事活動停止訴え

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共同通信

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は23日、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポロジエ原発の状況を協議する緊急会合を開催した。ロシアが要請した。国連のディカーロ事務次長(政治局長)は「原発に関し毎日のように憂慮すべき事案が起きている」と警告し、周辺での軍事活動をやめるよう訴えた。

 同原発の安全管理のため、ロシアとウクライナ双方に国際原子力機関(IAEA)の専門家受け入れを要請した。欧米の理事国からは、周辺を非武装化する合意締結やウクライナ当局への管理権限引き渡しを求める声が上がった。