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共同通信
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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、防衛省の設計変更申請を不承認とした県の処分について、斉藤鉄夫国土交通相が取り消した裁決は公有水面埋立法に違反するなどとして、周辺住民ら20人が23日、裁決取り消しを求め那覇地裁に提訴した。
原告の浦島悦子さん(74)は「(辺野古沖の)大浦湾で歴史を紡いできた住民として、大浦湾が壊されていくことは許せない」と思いを語った。
防衛省は2020年4月、設計変更を県に申請。県は不承認としたが、公有水面埋立法を所管する国交相が今年4月、不承認を取り消す裁決と、承認するよう是正指示をした。