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共同通信
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何時間も離れていた飼い主と再会できたイヌは「うれし涙」を流す―。麻布大(相模原市)などのチームが25日までに、こんな研究結果を科学誌カレントバイオロジーで発表。大好きな飼い主との再会に気持ちが高ぶって「絆形成ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌され、涙の量が増えた可能性があるという。
麻布大の永沢美保准教授(動物行動学)によると、動物が目の保護のため涙が出るのは確認されていたが、心が動いたときにも涙が出る可能性を確認したのは初めて。
飼い主と離れさせたイヌ18頭について、5~7時間後に再会したときの涙の量を調べると、離れる前よりも1割程度増えていた。