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共同通信
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三井物産と三菱商事が、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の権益を維持する方針を決めたことが25日分かった。両社は月内にも、ロシアが運営を移管した新会社への参画を通知する。液化天然ガス(LNG)の安定調達に向け、日本政府の意向も踏まえた。今後は政府と連携してロシア側の条件を慎重に見極める。
三菱商事は25日の取締役会で決議し「総合的な観点から判断した」と説明した。
サハリン2の新会社はプーチン大統領の命令を受け、今月5日に設立。両社は新会社に参加するかどうかを設立から1カ月以内にロシア政府に通知する必要がある。