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共同通信
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創作の世界のジェンダー平等を目指す美術家らでつくる「表現の現場調査団」のメンバーが24日、東京都内で記者会見し、文化芸術の9分野の各賞審査員や大賞受賞者の著しいジェンダー格差の実態を公表した。女性が評価されづらい現状について、「女性だけでなく、文化にとっても大きな損失になる」と訴えた。
美術分野を担当したアーティストのホンマエリさんは、文化庁主催のメディア芸術祭(アート部門)の大賞受賞者はこの10年間、全て男性だったことなどに触れ「ステップアップの場は圧倒的に男性中心。それでは価値観や評価軸が偏ってしまう。見直されるべきだ」と話した。