不自由展厳戒態勢で開幕、名古屋

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共同通信
「私たちの『表現の不自由展・その後』」の会場周辺で警戒する愛知県警の警察官=25日午前、名古屋市中区

 2019年に愛知県で開かれた芸術祭「あいちトリエンナーレ」で抗議が殺到した企画展の一部作品を展示する「私たちの『表現の不自由展・その後』」が名古屋市中区の市施設「市民ギャラリー栄」で25日、開幕した。28日まで。各地で開かれた不自由展では開催反対派による抗議で混乱した経緯があり、愛知県警は会場周辺に多数の警察官を配置して厳戒態勢を取った。

 25日午前、会場前の路上ではスピーカーで開催中止を訴える人の姿が見られた。県警は周辺の道路も交通規制した。来場者は、手荷物検査を済ませ、物々しい雰囲気の中、会場入りしていた。