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共同通信
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大阪府泉南市で今年3月に中学1年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、市教育委員会は24日、これまでに実施した基本調査の報告書を遺族に提示した。家庭のトラブルに言及する一方、教職員アンケートでは「本事案に関する情報は得られなかった」とする内容で、母親は取材に「家族に責任を転嫁する内容だ」と批判した。
母親によると、男子生徒は小学校時代から他の児童や教師との関係に悩み、断続的に不登校になっていた。中学進学後は学校への不信感を募らせ、ほぼ登校していなかった。3月18日に家を出たまま行方が分からなくなり翌日、自宅近くで亡くなっているのが見つかった。