少年詐欺師「道に迷った」と携帯借り
Venmoアプリから千ドル送金
セントラルパークで先月末、道に迷ったふりをした少年2人が、携帯電話を貸してくれた親切な女性の送金アプリ「ベンモ(Venmo)」を使い、千ドルを盗む事件が起きた。ニューヨークポストが20日、報じた。
セントラルパークを散歩していた、アッパーイーストサイドに住むローラ・グラッソさん(29)は7月30日、10歳にも満たないと見られる少年2人から、道に迷ったので母親に電話したいと言われ、携帯電話を貸した。少年が立ち去った数分後、グラッソさんは高額な取引を通知する電子メールを受信。少年は家に電話する代わりに、グラッソさんのVenmoアプリを使って、「Black Lives Matter」という電話番号のない企業口座に千ドルを送金した。
グラッソさんは、セントラルパーク分署に被害届を提出。同日、警察には、2人組の少年によるVenmoを使った同様の事件が既に2件報告されていた。Venmoは数日後、グラッソさんに千ドルを返金した。同企業口座には、@BLM201という名前が使われ、口座名義人はジャージーシティにいるもよう。口座は既に、削除された。人権団体「Black Lives Matter」とは無関係とみられる。
フロリダ州では2月、十代の少年から家族を失ったという話を聞かされた女性が、同様の被害にあっている。少年は、女性のVenmoからBLMのアカウントに4千ドルを送金していた。
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