8月東京の物価、2.6%上昇

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共同通信
東京都区部消費者物価指数の動き

 総務省が26日発表した8月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、生鮮食品を除く、2020年=100)は、前年同月比2.6%上昇の102.4だった。伸び率は14年10月以来、約8年ぶりの大きさ。ウクライナ危機による原油などの資源や原材料の価格高騰に加え、円安による輸入物価の上昇が影響した。

 消費税増税の影響を除くと、1992年6月以来、約30年ぶりの伸び率。上昇は12カ月連続で、日銀の物価目標の2%を3カ月連続で超えた。ただ日銀が想定していたような景気拡大や賃上げなどにけん引された物価上昇にはなっていない。