クリミアで破壊工作増加も

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共同通信
25日、ウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州チャプリネの駅で、ロシアのミサイル攻撃で焼けた車両(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのアリーナ・フロロワ元国防次官は25日記者会見し、ロシアが2014年に強制編入したクリミア半島で、ロシアの軍事施設を狙った作戦が進行中で、今後も破壊工作やゲリラ戦が増えていくとの見方を示した。

 クリミアでは8月に入り、ロシア軍の基地や弾薬庫などの爆発が続いている。ウクライナ軍は関与を公式に認めていないが、ロシアが反撃を強め、戦闘が一層拡大する可能性が指摘されている。

 フロロワ氏は、ロシアに侵攻される前までは「クリミアの解放は政治・外交的手段によってのみ可能だ」とされてきたが「今はレトリックが変わった」と説明した。