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共同通信
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サンマの水揚げが盛んな北海道根室市の花咲港で26日、棒受け網漁の主力となる大型船が今年初めて水揚げした。量は8隻で約60トン。全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京)によると、過去には一度に千トン超の水揚げを記録したこともあり、低調なスタートとなった。燃料代が高騰する中、帰港した漁師は落胆の表情を浮かべた。
歯舞漁協所属の漁船に乗った相山翔太さん(24)は「遠くの漁場に向かったが、群れが見当たらなかった」と振り返った。
港に隣接する市場の競りでは、最高で1キロ400円。5万円超のご祝儀相場となった18日の小型船初水揚げから値段は落ち着いた。