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共同通信
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読解力を問う文章問題を、それぞれ紙とデジタル端末で小学生に出題したところ、小学3、4年の中学年以下で紙の平均点が上回ったことが26日、広島大などの研究チームの調査で分かった。
教育現場では1人1台端末の導入でデジタルの活用が進むが、広島大大学院の難波博孝教授は「文章に没入し、深く読む読解力の育成には紙の方が適している可能性がある」と話している。
調査は広島県内の小学校(対象児童284人)で実施。問題は小1の国語の教科書に載っている文章を読み、計八つの設問に答える内容で、解答はいずれも紙に記入させた。小学生を対象に紙とデジタルの読解力の差を調べるのは初。