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共同通信
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【ケープカナベラル共同】米航空宇宙局(NASA)は29日にも、米主導の国際協力で月を探査する「アルテミス計画」で使う巨大ロケットと有人用宇宙船の無人試験を行う。フロリダ州のケネディ宇宙センターを出発して45万キロ先まで飛んだ後、太平洋に着水するまでおよそ1カ月半。有人用宇宙船としては史上最も遠くへの飛行となる。
高さ98メートルのロケット、スペース・ローンチ・システム(SLS)や宇宙船オリオン、地上の管制システムなどを動かしてみて、安全に月へと往復できることを示す狙い。
さらに2024年に有人飛行、25年にアポロ計画以来53年ぶりとなる月面着陸を目指す。