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共同通信
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【ニューヨーク共同】核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のフィン事務局長は26日、米ニューヨークで記者会見し、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の最終文書案改定案についてロシアのウクライナ侵攻や核威嚇を「明確に非難していない」と指摘、最終文書が採択されてもされなくても「会議は失敗だ」と訴えた。
フィン氏は、最終文書が採択されたとしても、今回の再検討会議によって核軍縮を巡る状況に進展はないと批判。核保有国は兵器を増やし核威嚇を続けるだろうと切り捨てた。
さらに「(再検討会議の)失敗によって、核兵器禁止条約がいかに重要であるかが強調された」と述べた。