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ソーホーの高級店で窃盗・万引多発
お手上げの店員・警備員


ウエストビレッジやソーホーの高級店で窃盗や万引が多発している。25日、ニューヨーク・ポストが報じた。
西14丁目と9番街の角にあるルルレモンの店では16日正午ごろ、男女7人が3万ドル相当の商品を持ち去った。警備員があっけにとられている中、この窃盗団が堂々と商品を大きな袋やショッピングカートに入れて店を出ていく様子が防犯カメラに映っている。この地区を管轄するNYPD第6分署では今年これまでに主な犯罪が1380件、昨年同時期比で80%も増加している。重窃盗や万引が802件と多い。昨年同時期は394件で実に2倍強だ。温情的な保釈制度改革のせいで、容疑者が簡単に釈放されるのも問題視されている。逮捕歴100回を超える常習犯も出ている。
入店者数を制限する、不揃いの靴を陳列するなど、自衛手段を講じる店もある。しかし、多くの店では店員も警備員もお手上げの状況だ。グリーンストリートにあるディオールの警備員は「どう反撃してくるかわからない。それに商品は全て保険でカバーされている」と打ち明ける。プリンスストリートのアップルストアの警備員は「大してできることはない。逮捕はもちろん、触ることもできない」といら立ちを隠せない。「犯罪はなくならない。彼らの仕事だからだ」と割り切る警備員もいる。
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