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共同通信
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義務教育を十分に受けられなかった人や外国籍の人などの学び場である夜間中学の増設に向けた交流集会が27日、岡山市で開かれた。全国の夜間中学関係者約110人が参加し、日ごろの学校運営や課題などについて話し合った。
集会には4月に開設された香川県三豊市や24年4月に開設予定の福島市の夜間中学関係者らも出席。「多くの生徒が登校している」「設置へ向けた予算が不十分だ」などと成果や現状を報告した。
宇都宮市にある民間の「とちぎ自主夜間中学宇都宮校」の大橋衛副校長は「栃木県は関東で唯一、公立の夜間中学設置の動きがない。学びのセーフティーネットが必要だ」と訴えた。