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共同通信
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【プエルトプリンセサ共同】太平洋戦争で日本軍が侵攻し、反日感情が特に強かったフィリピンの西部パラワン島で、終戦77年を経て日系人会が旗揚げされ、同島のプエルトプリンセサで27日、初の総会が開かれた。出席した越川和彦駐フィリピン大使は生い立ちを隠し無国籍となった日系2世の日本国籍回復に向け、日系人会が「大きな役割を果たす」と期待を表明した。
越川氏は、集まった100人以上の日系人を前に、政府として国籍回復手続きを容易にするため、フィリピン当局と調整しているとも強調した。