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共同通信
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北朝鮮から2002年10月に帰国して20年になるのを前に、拉致被害者の蓮池薫さん(64)と曽我ひとみさん(63)が28日、新潟県佐渡市で講演した。蓮池さんは、北朝鮮との交渉に関し「日本は米朝間での非核化を待たずに、北朝鮮との関係をつくらないといけない」と主張。被害者救出の見返りに北朝鮮への人道支援の必要性にも言及した。
曽我さんは、一緒に拉致されたまま帰国がかなわない母ミヨシさん=失踪当時(46)=との思い出を涙ながらに紹介。「母ちゃん、今どこでどうしていますか。『やあ、帰るのが遅くなったな』という言葉を聞きたい」と心境を打ち明けた。