Published by
共同通信
共同通信
【チュニス共同】チュニジアの首都チュニスで開催された第8回アフリカ開発会議(TICAD)は28日(日本時間同)、2日間の討議成果を盛り込んだ「チュニス宣言」を採択し、閉幕した。宣言には「量より質」を重視する日アフリカ協力の推進を盛り込んだとみられる。アフリカで影響力を強める中国をにらんだ対応。
岸田文雄首相は閉幕後の共同記者会見にオンライン出席し、アフリカ重視を強調する考えだ。成長を続けるアフリカとの関係を巡っては、米国や欧州諸国も支援に乗り出している。競争が激しさを増す中、TICADを通じてどこまで日本の存在感を高められるかが当面の課題になる。