Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は29日、南太平洋の島国ソロモン諸島が米沿岸警備隊の巡視船の寄港要請に応じなかったと明らかにし「失望した」と表明した。理由は説明しなかったという。ソロモンは中国と接近しており、4月には安全保障協定を締結。こうした事情が影響した可能性がありそうだ。
ソロモンと中国の安保協定締結を受け、日米豪などは中国の軍事拠点化につながりかねないと警戒している。カービー氏はオンライン記者会見で、中国についてインド太平洋地域で「利己的な国家安全保障上の利益」を追求して威圧的行動を強めていると指摘した。