オデッサを世界遺産申請へ

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共同通信
ウクライナ南部オデッサの中心部に立つエカテリーナ2世の銅像=7月(共同)

 【パリ共同】ウクライナのトカチェンコ文化情報相は30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のアズレ事務局長とパリのユネスコ本部で会談し、ウクライナ南部の港湾都市オデッサの歴史地区について世界遺産登録を申請する方針を伝えた。ユネスコが発表した。

 ユネスコによると、オデッサの歴史地区は、ウクライナに侵攻したロシアとの戦闘の前線から数十キロしか離れておらず、7月下旬には1899年に開館した美術館のガラス屋根の一部などが破壊された。

 ユネスコはウクライナの要請を受け、登録申請の審査が緊急に進められるよう、技術支援のため専門家を既に同国へ派遣した。