カミロ・ゲバラ氏死去

Published by
共同通信
2017年8月、広島を訪問し、取材に応じるカミロ・ゲバラ氏=広島市

 カミロ・ゲバラ氏(革命家チェ・ゲバラの長男)29日、訪問先のベネズエラ・カラカスで肺血栓による梗塞症を起こし死去、60歳。中南米のメディアが報じた。

 62年5月、アルゼンチン出身の革命家、故チェ・ゲバラとキューバ人の母アレイダ・マーチさんの間に生まれる。労働法などが専門の弁護士。キューバ・ハバナにあるチェ・ゲバラ研究センター館長を務めていた。

 17年8月に広島を訪問し平和記念式典に参列、献花した。「広島は戦争という名の犯罪の確かな証拠だ。世界は変わらなければならない」などと語っていた。チェ・ゲバラも59年に広島を訪問した。(サンパウロ共同)