元ヒスブルの男、二審も実刑

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共同通信

 埼玉県朝霞市の路上で20代女性の体を触ろうとしたとして、強制わいせつ未遂罪に問われた人気バンド「ヒステリック・ブルー」(解散)の元メンバー、二階堂直樹被告(43)の控訴審判決で、東京高裁は30日、懲役1年2月とした一審さいたま地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 田村政喜裁判長は一審同様に「悪質な犯行。被害者のその後の生活に影響を与えるなど精神的苦痛も少なくない」と指摘。弁護側は計画的犯行ではなく、示談が成立しているなどとし「量刑が重すぎる」と主張したが「大きな恐怖心を与え、通常実刑にすべきだ」と退けた。