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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ南部にある欧州最大のザポロジエ原発が重大事故に至るのを防ぐため、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長ら専門家の派遣団が29日、首都キーウ(キエフ)に入った。31日にも現地調査を始めるとの米報道があるが、流動的だ。原発はロシア軍が占拠し、砲撃が続いており、現地入りは安全確保が課題となる。
IAEAはウクライナの要請に沿って、ロシアが強制編入したクリミア半島からではなく、ウクライナ側からの経路を選んだ。このため、両国がにらみ合う戦闘地帯を越える必要が生じている。
グロッシ氏は30日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。