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共同通信
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【マニラ共同】フィリピンのラモン・マグサイサイ賞財団は31日、「アジアのノーベル賞」といわれるマグサイサイ賞を、ベトナムを中心に東南アジアで失明予防に尽力してきた眼科医の服部匡志氏ら4人に授与すると発表した。
服部氏は「ベトナムの赤ひげ先生」とも呼ばれる。日差しの強い東南アジアでは白内障など眼病リスクが大きく、多くの貧困層に無償で治療してきたことが評価された。
服部氏を支援するNPO「アジア失明予防の会」(京都市)によると、2002年からベトナムやラオス、ミャンマーなどで診療し、これまで約2万人の治療に当たってきたという。