Published by
共同通信
共同通信
国の予算は23年度も膨張する見通しだ。財務省は31日、各省庁からの概算要求を締め切り、事業に必要として提出された金額の合計は一般会計で110兆円余りとなった。過去最大だった22年度に次ぐ規模だが、物価高対策や防衛で金額を示さない「事項要求」も目立った。これらの要求は今後の予算編成過程で金額が示されるため、要求総額はさらに増える。
12月下旬の政府予算案決定に向け、財務省が各省庁の要求を査定して金額を抑える。ただ岸田首相は防衛や少子化対策費を大幅に増やす方針を表明しており、23年度当初予算は過去最大だった22年度の107兆5964億円を超える可能性がある。