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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ訪問中の国際原子力機関(IAEA)の専門家チームは31日、ロシア軍が占拠する欧州最大の南部ザポロジエ原発の現状確認と安全対策を講じるため、首都キーウ(キエフ)を出発した。到着は9月1日以降になる見通し。ロシア側の支配地を通る必要がある上、周辺への攻撃は続いている。異例の戦時下の調査には困難が伴いそうだ。
自らチームを率いるIAEAトップのグロッシ事務局長は記者団に「状況を評価し、できる限り安定化させる。非常に重要な任務」と述べ、数日間滞在する見通しだと明らかにした。IAEAのチームが戦闘中の地域に入るのは初めてだという。