IAEA、ザポロジエ原発調査へ

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共同通信
ウクライナ南部ザポロジエ原発の入り口=8月31日(タス=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ南部ザポロジエ州の州都ザポロジエを訪れた国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は8月31日、ロシア軍が占拠する欧州最大のザポロジエ原発を巡り、IAEAが原発に常駐する仕組みを確立する考えを示した。原発の現状確認と安全対策のため、専門家チームを率いて調査に向かうグロッシ氏は「常駐できるよう努力するつもりだ」と述べた。

 原発には9月1日にも到着する見通しだが、ロシア側の支配地を通る必要があり、周辺への攻撃も続いている。原発が立地するエネルゴダール市の市長は8月31日、ロシア軍の攻撃で市議会庁舎が損傷したと通信アプリに投稿した。