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共同通信
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JR各社が、グリーン車に乗り放題の切符「フルムーン夫婦グリーンパス」の販売を打ち切ることが31日、分かった。年齢の合計が88歳以上となる夫婦が対象で、旧国鉄時代の1981年から40年にわたり利用されてきた。夫婦が同一行程で利用するなどの条件があり、JR西日本は「時代のニーズにそぐわず、近年の販売枚数は落ち込んでいた」としている。
同パスは、巨額の赤字に苦しんでいた旧国鉄の増収策の一つとして考案された。満月(フルムーン)と「円満」「円熟」をかけ、「ハネムーン(新婚旅行)のように中高年の旅行を定着させたい」との意味が込められた。