「全国一律」の時期明示を要請

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共同通信
オンラインで開かれた全国知事会の新型コロナ対策本部会議=1日午後、東京都千代田区

 全国知事会の新型コロナウイルス対策本部は1日、感染者全数把握の簡略化に関し、全国一律で実施する時期を早期に示すよう求める緊急提言案を公表した。詳しい病状の把握対象外となる軽症者らへの対応など、実施に伴う課題への対処策も明確にするよう訴えた。簡略化は宮城、茨城、鳥取、佐賀の4県で2日から先行してスタートする。

 対策本部のオンライン会合が1日開かれ、34府県の知事が出席。会長の平井伸治鳥取県知事は「全都道府県での簡略化や、オミクロン株対応ワクチンの接種が控えており、速やかに政府に協議を求めていきたい」と述べた。