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共同通信
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世界遺産・厳島神社で知られる宮島(広島県廿日市市)への来島者から1人100円を徴収する「宮島訪問税」を巡り、松本太郎市長は1日の記者会見で、来年10月1日から開始すると発表した。船の運賃に上乗せする形で、開始5年で約10億円の税収を見込む。住民や通勤・通学者、修学旅行生らは非課税とする。
廿日市市は「観光客の増加で、トイレ設置や渋滞対策など行政需要が大きくなっている」として、2021年3月に成立した訪問税を課す条例に基づき準備を進めていた。陸側の宮島口から宮島へ渡るフェリーは、片道180円から280円になる。