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共同通信
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【ニューデリー共同】国際通貨基金(IMF)は1日、経済危機に陥ったスリランカとの金融支援を巡る協議が事務レベルで暫定的に合意したと発表した。増税などを通じて財政健全化を図ることを条件に、約29億ドル(約4千億円)を融資するとしている。
スリランカでは外貨不足で燃料や食料、医薬品の輸入が滞り、市民生活に甚大な影響が出ている。支援を通じ経済を安定させ、持続的な成長を後押しする考えだ。所得税増税やエネルギー補助金を削減する方針という。
スリランカは並行して中国や日本、インドを含む主要債権国と債務再編に向けた協議を進めており、今回の暫定合意が追い風になりそうだ。