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共同通信
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超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司会長(自民党)が8月に台湾を訪問した際、蔡英文政権との間で、台湾統一を目指す中国の軍事侵攻に備えた邦人退避計画の策定に向けた協議開始で合意したことが分かった。政治家レベルで議論を主導し、外交関係がない台湾当局との間の協議を後押ししたい考えだ。議連事務局長の木原稔衆院議員が1日、共同通信の取材に対して明らかにした。
台湾には2万人以上の在留邦人のほか多くの日本人観光客が滞在。日本政府は有事前に民間航空機や船舶を活用した避難を想定している。ただ情勢緊迫化で欠航した場合、自衛隊機が台湾に着陸できるかどうかも不透明だ。