河野氏、データ流通の重要性強調

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共同通信

 日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)デジタル相会合が1日、インドネシア・バリ島で開かれた。河野太郎デジタル相は、国際間のデータ流通を拡大させて経済成長につなげる構想の重要性を訴えた。ただ各国によってスタンスが異なっており、国際ルールの策定に進むかどうかさらに議論を続けることになった。

 構想は「信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)」。日本政府が2019年に国際会議で提唱し、ルールづくりを主導する姿勢を示している。経済成長につながる可能性がある一方で、個人情報や知的財産が脅かされる懸念も出ており、実現するかは未知数だ。