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共同通信
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【キーウ共同】国際原子力機関(IAEA)の専門家チームは1日、ウクライナ南部でロシア軍が占拠する欧州最大のザポロジエ原発へ出発した。攻撃を受けて安全性への懸念が高まる原発に同日中に到着し、調査を始めたい考え。ただ、原発には同日も砲撃があり、緊急保護システムが作動。ウクライナ側はロシア軍が専門家チームの移動ルートを妨害するため砲撃したと主張した。戦時下の調査は困難に見舞われた。
専門家チームを率いるグロッシ事務局長は出発前、「(原発周辺で)軍事活動が活発化しているが、私たちは立ち止まらない」と述べた。数日かけて調査する意向だ。