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共同通信
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【ウィーン、キーウ共同】ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発を訪問した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は2日、ウィーンの空港で記者会見し「状況は非常に込み入っており、困難だ」と述べた。「常時の支援と監視」が必要だと強調し、原発施設に専門家2人を常駐させる考えを明らかにした。
欧州最大のザポロジエ原発の周辺では攻撃が相次ぎ、重大事故を招きかねないと懸念が強まっている。ロシアとウクライナは攻撃に関して互いを非難。IAEAメンバーの常駐により、原発の安全確保と周辺地域の緊張緩和につながることが期待される。