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共同通信
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【ニューデリー共同】経済危機による抗議デモ激化を受け、国外逃亡していたスリランカのラジャパクサ前大統領が2日深夜に帰国したと地元メディアが報じた。抗議デモはラジャパクサ政権崩壊で沈静化しているが、再び反発が広がりそうだ。
ラジャパクサ氏は7月13日にモルディブへ逃れた後、シンガポールを経てタイに滞在していた。タイでは地元当局が安全上の理由でホテル内にとどまるよう要請。事実上の軟禁状態に置かれていたことが早期帰国の要因になったもようだ。
ラジャパクサ氏はかねて汚職疑惑が指摘されている。大統領在職時は不逮捕特権があったが、帰国に伴い事件化される可能性もある。