首相、公明に教団問題を陳謝

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共同通信

 岸田文雄首相は2日、公明党の山口那津男代表と官邸で会い、自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係や、安倍晋三元首相の国葬を巡り「ご心配をおかけしている」と陳謝した。自民が所属国会議員に教団や関連団体との接点の点検を求めていた調査の回答期限を迎えた。党幹事長室で集約している。

 報道各社の世論調査で内閣支持率が下落傾向となり、首相は茂木敏充幹事長に対し、各議員の点検結果をまとめ、公表することや、教団側と関係を断つことを党の基本方針として徹底を図るよう指示していた。

 首相や茂木氏は調査結果公表で幕引きを図りたい考えだが、沈静化の見通しはたっていない。