前公安委員長、銃撃「気の緩み」

Published by
共同通信

 二之湯智・前国家公安委員長(77)が3日までに共同通信のインタビューに応じた。在任中に起きた安倍晋三元首相銃撃事件の衝撃を語り「(警察も)白昼で起こることはないだろうという気の緩みがあったのでは」と述べた。

 退任会見で事件に触れ「一生責任を背負う」と表現したが、「元首相が凶弾に倒れるという戦後初めての事件。その時の国家公安委員長が栄誉に浴することはあり得ない」と述べ、自身の経歴から今後受け取る可能性がある表彰は辞退する意向を示した。

 二之湯氏は2021年10月に国家公安委員長に就任し、今年8月10日に退任した。