政府、75歳以上の保険料増検討

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共同通信
首相官邸

 政府は近く、75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料を引き上げる検討に入る。収入が多い人に限り値上げする案があり、年内に具体化し2024年度以降の実施を目指す。高齢者が増えて現役世代が減る中、制度維持へ費用を賄うのが狙い。「全世代型社会保障構築本部」(本部長・岸田文雄首相)を7日にも開き、介護や子育てなど他分野を含め、負担と給付の見直し議論を加速させる。関係者が3日、明らかにした。

 75歳以上の公的医療保険料は、収入が多くても支払う年間総額に上限があり、今年4月から2万円増えて66万円。上限額は2年ごとに見直してきた。