日韓外相、関係改善に意欲

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共同通信
8月、会談に臨む韓国の朴振外相(右)と林外相=プノンペン(外務省提供・共同)

 【ソウル共同】日本と韓国の研究者や元外交官らが両国関係を議論するフォーラム「日韓未来対話」が3日、オンライン形式で開かれ、日韓の外相が祝辞を寄せて関係改善への意欲を示した。林芳正外相は「日韓、日韓米の協力の進展が今ほど重要な時はない」と述べ、韓国の朴振外相は「韓日関係改善の出発点がつくられてきている」と強調した。

 フォーラムでは、日本企業への賠償支払いを命じた元徴用工訴訟を巡り意見が交わされた。元外務事務次官の杉山晋輔氏は「知恵を出すのが外交や政治の役割だ。韓国の尹錫悦大統領はやろうとしている。日本はスピードが遅い」と主張した。