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共同通信
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2019年の台風19号(東日本台風)で浸水被害に遭った福島県いわき市の内郷内町地区で3日、住民が運動会のように交流しながら防災を学ぶ「大運防会」が開かれた。参加者は、災害時に必要な水運びと土のう積みの速さを競うリレーや、防災備蓄品を使った借り物競争に汗を流した。
新型コロナウイルス禍で地域のつながりが希薄になる中、地区全体の防災力を高めようと、自主防災会が初めて企画。小学生からお年寄りまで約60人が参加した。台風で自宅周辺が浸水した小学2年の山本昇輝君(7)は、水運びリレー後に「重かったけれど、最後まで頑張った」と話した。