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共同通信
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石川県は5日、地震による被害想定の見直しに向け、有識者らでつくる防災会議の震災対策部会を開催した。1998年3月に現行の想定が公表されて以来、改定されていなかった。年度内に部会としての意見集約を目指す。
部会では県の担当者が、今年6月に同県珠洲市で震度6弱を観測した地震の被害を報告し、現状の被害想定や、近年の人口の変化などを説明。出席者からは、地震発生状況や社会情勢を踏まえ、より防災対策に役立つ想定の必要性を指摘する声が上がった。
被害想定は95年度からの3年間で実施された県独自の調査に基づいて作成された。