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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は4日のビデオ声明で、激戦が続く東部と南部で計三つの集落をロシア軍から取り返したと表明した。ウクライナ軍は8月末以降、南部ヘルソン州での奪還作戦を本格化するなど、反撃の勢いを加速させている。
ゼレンスキー氏は、ロシア軍が7月に全域制圧を宣言した東部ルガンスク州と隣接するドネツク州にまたがる地域で「よい前進があった」と指摘。砲撃の拠点となる高地を奪還したと述べた。
ロシアが2014年に強制編入したクリミア半島についても言及し「すべての領土、すべての人々を解放する」と強調し、徹底抗戦の意思を改めて示した。