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共同通信
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上司の厳しい指導に悩んで拳銃自殺した神奈川県警巡査の両親が県に約5500万円の損害賠償を求めた訴訟で、全額の賠償を命じた横浜地裁判決を不服として、県が控訴したことが5日分かった。控訴は8月12日。県警監察官室は「判決に承服しがたい事実誤認が認められた」としている。
秋田市出身で泉署巡査だった古関耕成さん=当時(25)=の両親は、古関さんが精神的に追い詰められていたのに県警が拳銃を持たせ、2016年に自殺を引き起こしたと主張。横浜地裁は今年7月、県警に対し、悩みが解消したか確認しないまま拳銃を渡すなどした過失があると指摘した。