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共同通信
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【ロンドン共同】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど主要産油国でつくるOPECプラスは5日にオンラインで閣僚級会合を開き、10月に減産することを決めた。9月に日量10万バレル増産したが、8月の水準に戻す。世界経済の減速懸念などから足元の原油価格は下落しており、これまでの段階的増産から方針を転換した形となった。
OPECプラスは8月の前回会合で9月に日量10万バレル増産することを決めた。バイデン米大統領がサウジアラビアを訪問し、増産を直接促したが産油国側は大幅な生産拡大に応じなかった。サウジアラビアが8月下旬に示唆した減産に同調する声も広がっていた。