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共同通信
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特定の書籍を鳥取県が「有害図書」に指定した後、インターネット通販大手「アマゾン」での販売がなくなり、県外の利用者も購入できなくなったことが波紋を広げている。出版社は「納得がいかない。1自治体の条例がネット全体に制限を及ぼすことは正しいのか」と憤り、県にも指定の妥当性や条例の内容について問い合わせが相次いだ。
2月、県は三才ブックス(東京)の書籍「アリエナイ工作事典」など3冊を県青少年健全育成条例によって有害図書に指定した。条例はネット販売も規制、それを受けアマゾンは販売を取りやめたとみられる。
書籍には、吹き矢やレーザー銃の詳細な作り方などが載っていた。