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共同通信
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【北京共同】中国が一貫して増やしてきた天然ガスの輸入量を、今年は初めて削減させる方針であることが6日分かった。エネルギー大国ロシアによるウクライナ侵攻を受け、エネルギー安全保障の重要性が浮き彫りになったため国内生産を増強する。現在の主要調達先である米・豪・ロのいずれにも頼り切らない体制をつくる。
国家エネルギー局が8月に公表した報告書で、2022年の天然ガス輸入量は減少するとの見通しを明記。昨年は前年比19.9%増の1680億立方mと大きく増えたが、一転削減となる。
中国は昨年、日本を抜いて世界最大のLNG輸入国となったが、日本が首位に戻る可能性がある。